将来の金利上昇に備えて知っておきたいこと

政府の経済政策が成功すれば金利が上昇します

これまでの約20年間、日本はデフレと呼ばれる時代が続いてきました。20年前とさほど物価が変わらないというのは世界的に見ても稀有なことです。本来であれば物価が少しずつ上昇しますし、数十年前の住宅ローンは物価の上昇によって実質的な負担が目減りしているものです。その目減りを少なくするのが住宅ローン金利の役割でもあったのです。
政府は物価上昇率の目標を2%とし、経済発展を伴う形で実現できるよう政策を進めています。まだその目標は達成できていませんが、デフレを脱却し、物価上昇率が達成された折には金利が上昇します。これは現金で資産を保有している人にとって資産が目減りするのを防ぐ役割がきたいできます。そうなれば住宅ローンの金利についても現在の低水準を維持することはできなくなるでしょう。

これからローンを組むなら固定金利型を薦めたい

住宅ローンを組む際、固定金利と変動金利で悩む方が大勢います。どちらを選択しても順当にいけば完済できるものですが、固定金利型をお薦めしたいと思います。現状、長期のデフレの結果として金利が低い状態が続いていますが、金利を引き下げて景気を刺激するという従来の経済政策だけでは足らず、量的緩和策を採ることが当たり前のようになっています。
このことから、住宅ローンの金利がこれ以上下がることは考えにくいと言えますから、下がらないのであれば固定金利で総返済額を確定させておく方が賢明であると言えます。国家の債務が増え続けていることなどから、今後も通貨の発行量を増やし続け、結果として金利が上がる状態が想定されます。固定金利で道筋を付け、余裕の範囲で繰り上げ返済を行っていくのが良いでしょう。